高山病に怯えるレインボーマウンテン 南米旅行#4

2019年3月からの南米旅行記です。

2019年2ヶ月インド→ブータン→ネパールを一人旅したあと、6日間日本に一時帰国し、1ヶ月の南米旅行へ行って来ました。

仕事を辞めて、LAへ語学留学に行く予定が学生ビザがとれず、断念。
そのために貯金したお金を全部旅行に使いました。
当時30歳、南米旅行では現地で3人の日本人旅行者と合流しました。
※ レートは当時のものです。

目次

道中の景色はきれいだけど・・・

クスコから朝5時出発、片道約3時間のレインボーマウンテンへ行くツアーに参加する。
こちらは現地で探した。

  • 朝、昼ご飯の2食付き
  • ホテルまでの送迎
  • 英語のガイド
  • 緊急時のための酸素

宿では80ソル(約2700円)、街のツアー会社で50ソル(約1700円)で、街のツアー会社にした。
ツアーとは別に入山料10ソル(約340円)

10人ぐらいの小型バスかなぁー?と思っていたら、大型観光バスだった。

バスに乗り込んでからもツアーの人たちをお迎えに行き、挙げ句の果てに、エンジントラブルで別のバスに乗り換え、クスコを出発できたのは宿を出て1時間以上経ってから。

安いツアーなだけあるよね。
1時間ちょっと走ってから朝食に寄る。
コカ茶、コーヒー、パン、スクランブルエッグのシンプルな朝食。
高山病で気分が悪くなっても困るので、控えめで充分。

そこからまた1.5時間ほど山の縁、崖を走っていく。
窓枠から撮っても道が見えないほどの崖。


道なのか川なのかわからないような場所をバスで通っていく。よくスタックしないな。

放牧されているたくさんのアルパカに会えた。
崖の道はハラハラするけど緑が広がっていてとっても美しい景色。

途中のチェックポイント前で全員バスの中で入山料を徴収され(ツアー代金に含めればいいのに)、高山病予防のコカを5ソルで買い、使い捨てポンチョを1ソルで買う。
せっかくこの旅のために買ったポンチョを日本に忘れたことがとっても悔やまれる。

安いツアーなだけあるね

10時過ぎ頃ついにレインボーマウンテンの登山口に到着。

事前に馬に乗りたいと伝えていたのに、馬を確保してくれていたわけでもなく、どこが馬乗り場かも知らされずガイドについて歩く。

途中で馬に乗りたい人が待っているのを見つけたのでそこで声をかけると、馬乗り場はすぐ入り口に
あったことを知る。

小雨が降る寒い中、30分近く馬を待つ。
馬乗り場ではなく途中で待っていたから、帰っていく馬は入り口で別のお客さんを乗せて来るので全く私の馬が来ない。

待てども待てども馬は来ず、ガイドに伝えたらガイドが入り口に戻って、馬を確保してきてくれた。

なんのためにバスを降りたとき、必要な馬の数を伝えていたの?

歩いていけば片道1時間、馬に乗れば40分 往復80ソル (約2700円)。
こんだけ待たされたんだしディスカウントしてくれ!と頼んだけどダメでした。

ぬかるんだ道を素足にサンダルで泥だらけになりながら馬を引っ張ってくれている。
18歳の女の子を姿を見たら、こりゃ大変な仕事だわーディスカウントできないよね、と納得する。
サリータさん、ありがとう。

馬を降りてからは15分ほどさらに山を登る。
頂上から見るとこの景色!

自分が標高5000m超えのところにいることよりも、寒さの方がキツい。さむいいいいいい。

もっと写真を撮りたかったのに、バスのエンジントラブルでツアーが1時間遅れだったこと、
私たち(他2人)が馬を待って遅くなったこともあり、ガイドにかなり急かされた。

急いで馬に乗って下山したのに、バスでは1時間ほど待たされた。

どうやら、レッドバレーにも行く人がいてガイドはそちらに同行し、同じバスのその人たちが帰ってくるのを待っている。

レッドバレーにも行けるんだったら行きたかったわ( ・∀・)
何この無駄な時間。安いツアーなだけあるね。

14:30過ぎにレインボーマウンテンの登山口を出発。

腹ペコ。
朝食と同じところでビュッフェ形式ではあるもののシンプルなランチを食べ、バスの中で山の人々のための
募金をしてくれと演説が始まり、コインをいれました。
入山料値上げすればいいのに。知ってもらうためにはこの演説の時間が必要なのかな。

19:00頃クスコ到着。

クスコでは渋滞があり、宿まで送ってはくれず途中で下ろされる。
全然歩ける距離だけども。安いツアーなだけあるよね( ・∀・)

値段と内容のクオリティは比例することを改めて感じた1日。

メキシコでのイスラムヘーレスへのツアーでも感じたのにね…学習していない私。

高山病に備えまくる

なぜレインボーマウンテンで馬に乗ることにしたかというと…
クスコの空港に着いた瞬間から息切れをしていて、こりゃ無理したらいかんなっと感じていたからです。

ブータンではなんともなかったのに。(標高約2300m)
…思い返せば…トレッキングのときに、私体力落ちたかな?って感じる疲労感はあったけど…もしかしたら、酸素濃度が薄かったからなのかも。

なーにゃ

体力は落ちていないと信じたいです

ペルーにいられる日数は多くないので、のんびり体を慣らすなんてことも出来きず。
ジャングルを出てクスコに向かう前日から高山病の予防薬を飲み始めていた。

使いかけですいません(..)

アセタゾラミドというもので日本でネットで購入。

1900円ぐらいで、現地で購入するより安く、日本で病院で診察・処方してもらって、保険適応外で購入するよりも安い。ですが 自己責任です。

1日 朝1カプセル。

宿やレストランで高山病に良いとされるコカ茶を飲める場所では必ずコカ茶をチョイス。
乾燥したコカの葉をお湯にいれて成分が出るまで少し待ったら完成。

味は乾燥した葉っぱの味。癖はない。
濃いめマテ茶にも似てる気がする。でも葉っぱ感強い。

クスコのお店でハチミツ入りのコカキャンディーも買った。
1袋10粒ぐらい 4ソル(約135円)

レインボーマウンテンでは念には念を!という感じで常に、馬に乗っている間でもコカキャンディーを舐めて、バスの中で5ソルで買ったコカの葉を噛んでいた。

舌が痺れてきたらコカの葉の効果が出ている証拠だそうですが、私はどれだけ噛んでも舌が痺れることはありませんでした。

ツアー中、バスの中でもガイドさんから説明を受けた。

  • 少しの頭痛は高地なので通常。頭痛が悪化したら無理をしない。
  • 目の前が真っ暗になったらすぐにしゃがみ深呼吸をする。
    血流が良くなるらしい指のポーズを教えてくれた。もう忘れた
  • 酸素を吸引することになったらすぐ下山すること。
  • 救急搬送されることになったら、そのお金はツアーに含まれていません。

幸い、私たちがレインボーマウンテンにいる間、酸素吸引をしなくてはいけないような方は見かけなかった。

お年を召した方も含め、みんなケロっとしてるように見えてこれだけ予防している私はただの心配性か?と思うほど。

高山病は頭痛や吐き気、食欲不振、不眠、風邪のような症状が出るそうです。

炭酸水が好きで、水代わりに飲んでいましたが、炭酸も高地では気圧の関係でガスが体に溜まってしまい良ないらしい。私は普段からのアレルギー症状(何の花粉?ほこり?)と息切れ以外の症状はありませんでした。

高山病の予防薬を飲み始めた初日は、薬の効果で何度もトイレに行きたくなり、かなりの頻尿だったけど。それも翌日には落ち着ついた。

時差ぼけなのか、ずっと動いているせいなのか夜は9時を過ぎたら眠くなり良く眠れている。

なーにゃ

好奇心と体力で乗りきれるっ

と思っている私ですが高山病は、そうもいかない。

死に至ることもあるので本当に無理は禁物で、体調管理は万全にして観光に出かけましょう。

今回の経験でウユニ塩湖のあるボリビア ラパス(標高約3600m)には行けないなーっと思っている。
今のところ行く予定もないけど。
体が高地に順応しない気がする。なんかずっと息苦しい。気持ちの問題かもだけど。

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この記事を書いた人

ブログのタイトル通り、食べること、旅すること、波乗りが好きな、なーにゃ(30代・独身)です。看護師(週休3日制)、趣味を充実させる生き方模索中。詳しくは【自己紹介】記事に書いています。

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