2014年11月。
26歳の私は、ひとつ年上の友人とふたりで、10日間のハワイ旅行に出かけました。
海外は何度か行っていても
“ハワイ”はなんだか特別。
雑誌で見たままの風景に出会えるのか、
それとも、自分の目で見たらまた違うのか。
そんな気持ちで
飛行機に乗ったのを覚えています。
航空券とホテルがセットになったものをHISで申し込み、移動はバス。

それ以外はノープラン
宿はワイキキ中心部で、キッチン付き。
昼は外食するけど、朝・夕は日本から持参した
お米とお味噌汁や、現地で買った卵とベーコン、パスタやサラダで済ませ節約をしました。


ノープランの10日間と自然体の美しさ
想像してたハワイと違う部分と
想像以上だったハワイと、
たった10日間でもいろんなハワイを
知ることができた。
一番素敵だと思ったのは
みんな自然体だってこと。
大自然はそのまま。
地元の人たちは海パンでふらふらしているし、
すっぴんのままショッピングモールを
歩く女性も少なくない。
日本では「ちゃんとしてない」と
思われそうな姿が、ワイキキではむしろ自然で、美しく見えた。
サーフガイドの人は地元の出身で、
携帯忘れても、着替え忘れても、財布忘れても
ぜーんぜん何にも気にしてなかった。
ガイドに来てくれた日も
起きて歯を磨いただけだって。
そういう気楽さ、ゆるさがいいね。
バスは待っても待っても来ないし。
日本じゃ少し遅れたらクレームもんだよ。
10日間化粧しない、ワンピース1枚で過ごせる、携帯見ない、テレビ観ない、
アナログな生活はとっても快適。


ダイヤモンドヘッド、気楽な不便さ
早朝にダイヤモンドヘッドへ向かい、
登ってきた。
天気も良くすっごく景色がキレイ。
この時期のハワイは冬で、風が冷たくて、
登った後はそれがまた気持ちよかった


ダイヤモンドヘッドのあとは
バスでカイルアに向かう・・・が、
バスは待てども待てども来ない。
ハワイアンタイムだからね。
まだまだ午前中だし焦らず、気長に待つ。
バスの車窓から見えた住宅街の家たちが
かわいくて、ハワイで見た中で、一番素敵な住宅街だった。
たぶん、カラマバレーの辺り。日本でこんな家を建てようとしたら何億かかるんだろぉ。
海側の家も、これどうなってるの?ってくらい
海のぎりぎりに建ってる家も多い。
ぎりぎりというよりも、海にせり出してる。
これはたぶんカメハメハHWY沿い。
とっても贅沢、羨ましい限り。
もう目の前がプライベートビーチ。
家と家の間の砂浜には海水が入り込んでるのに、家は大丈夫なのか??



海岸浸食の問題が深刻化している地域も多いそう
シーライフパークで乗り換えで、
終点だから降りたら、そのバスが行き先を変更しそのままカイルアへ・・・。
乗り換え失敗。
時間を持て余したので
近くのサンディビーチで過ごす。
予定時刻にバス停に戻るけど
やっぱりオンタイムには来ません。
地元のおばちゃんも心配して
若者に話しかけてた。
地元の人たちとお話しながら過ごし、
カイルアに着いたのは夕暮れ前。
時間通りに来ないバス。
予定通りにいかない移動。
日本では少しの遅れでもイライラするのにここではそういうものとして受け入れられる。
徒歩では間に合わないと判断しレンタサイクル!
30分必死に自転車を漕ぐ!
急な坂道も。
写真を撮る余裕もなし。
崖道の先、ピルボックスの絶景
ダイヤモンドヘッドを登った足で、
さらに坂道を自転車で漕ぎ、
そこからピルボックスに来た。
ダイヤモンドヘッドは整備されていたけど
ここは全く。






自然のまま。
かろうじて人が通ったであろう道を進む。
草をかき分け、岩をつかんで、
滑らないように足場を選びながら、崖道を登る
ようやくたどり着いた山頂
景色を見た瞬間、疲れが吹き飛んだ。
すでに夕方で少し曇っていたけど、達成感。


帰りは、少し寒くなったラニカイビーチで
汗を流して帰る。
山を満喫した日。
お互いに、相方があなたで良かったと
褒めあうぐらい体力を使った。


今思い出しても、山→山の日はすごくきつかった。
ピルボックスに間に合わない、と判断して、レンタサイクルをしたのは我ながらいい判断したな!と感心します。
レンタサイクルのシステムはわからなかったはず。ピルボックスまでの道のりは、地図で確認しては、モリ漕ぎの繰り返しでした。
一緒にサーフィンをしたり、日本一のバンジージャンプに行ったりするような、アクティブなお友達なので、過ごせた1日です。
日本では長距離運転は厭わない私たちですが、節約したかったのと、海外での運転に不安があったため、バス移動しましたが、レンタカーでも大丈夫だったな、と思います。
その後のハワイ旅行ではレンタカーしました。
バス移動は時間はかかるけど、それはそれでのんびりと楽しい旅行でした。


お米はこれで炊きました
バス移動ではコレ片手に
バックパック
旅の相棒はこのバックパック。
このハワイ旅で女子ふたりでおそろいにした、
お気に入り。
取り外せる小さなリュックがついていて、
現地ではそれだけで移動もできて便利でした。
カワイイだけじゃなくて、ちゃんと使えるやつ。
数ヶ国+沖縄で何度も使って、2024年まで現役。そろそろ2代目、欲しいなあ。



