初夏の陽気とともに、
海に向かう人が増えてきました。
「今年こそサーフィンを始めてみたい」と思いながらも、最初の一歩がなかなか踏み出せない方も多いのではないでしょうか。
私自身、20年ほどサーフィンに親しんできましたが、決して一筋縄ではいかない道のりでした。
今回は趣味の延長線上での経験をもとに、
これから始める方へ向けて、
少しでも参考になればとお伝えします。

サーフィンって、
体力がいるイメージだけど、本当はどうなの?



大人になってから始める人も多いし、体力は少しずつついていくよ。
初心者スクールを活用する意味
サーフィンは体力だけでなく、
海の知識やマナーも必要なスポーツです。
だからこそ、まずは体験スクールに
参加することをお勧めします。
スクールでは基本的な海のルールや安全管理、
そして自分に適したボード選びを丁寧に教えてもらえます。
これにより、無理のないスタートが切れ、
安心して楽しみを深めることができるでしょう。


種目選びとショップ選びの重要性
サーフィンといっても、ショートボード、ロングボード、ボディボード、SUPなど様々なスタイルがあります。
自分の目的や体力、ライフスタイルに合った種目を見極めることは、長く続ける上で非常に大切です。



高校卒業後に、父が通っていたショップに通い始めたんだけど、本当はショートボードをやりたかったんだよね…!
そのお店は、ロングボードがメインのスタイル。
自然とその流れに乗って、私もロング寄りのスタイルで練習を始めることになりました。



それも楽しかったんだけど、やっぱり「こうなりたい!」って思ってたサーフィンとは少し違ったんだよね
「自分のやりたいこと」と「環境」がほんの少しズレているだけでも、思ったように伸びなかったり、遠回りに感じたりすることがあります。



でも、その時間があったからこそ気づけたこともあったんじゃない?



そうだね。だからこそどんなスタイルを目指したいかは、最初にちょっとだけ意識してみるといいと思う!
海と人との関係性を理解する
サーフィンは自然との対話であると同時に、
コミュニティの中で楽しむスポーツです。
波を共有し、互いに敬意を持ちながらルールを守ることが安全で楽しい時間を生みます。



海のルールって難しそうだけど、ネットで調べたらいいんじゃないの?
インターネット上には多くの情報がありますが、
実際に海で教わる体験に勝るものはありません。
その土地ごとのローカルルールや空気感は、
現場に身を置くことでしか理解できません。
仲間と共に成長する喜び
サーフィンを続けるうえで、
仲間の存在はかけがえのない財産です。
技術的なアドバイスだけでなく、
波情報やイベントの共有、人間関係の豊かさは趣味を越えた人生の彩りを加えてくれます。
良いショップは道具の相談にのってくれるだけでなく、そうしたコミュニティの場として機能しています。
おわりに
始めるのに遅すぎるということはありません。
むしろ、大人になってから始めることで、
自分のペースで理解を深め、
より豊かな体験ができると思います。
私の経験が、これから海に挑戦しようとする方の背中を押せたら幸いです。
ぜひ、一度海の波音に耳を傾けてみてください。

