
宿って、事前に予約していくの?それとも現地で探す?
旅の話をしていると
こんなふうに聞かれることがあります。
他にも、「どうやって選んでるの?」「安宿って実際どう?」なんて質問もよくあって、
今回はそんな疑問に答えるような気持ちで、
書いてみることにしました。
もっと効率的で、安全で、快適な方法はいくらでもあると思います。



ここで紹介するのは、
私が実際に旅の中で選んできた方法や考え方の一例です
旅のスタイルや好みによって合う・合わないは
あると思いますが、
なにかの参考になればうれしいです。
【お買い物編】【食事編】【移動編】に続いて
今回は【宿編】です。
10日ほどの短い旅行でも、3ヶ月くらいの長旅でも、基本的には同じように宿を選んでいます。
その時々で旅のスタイルは違っても、
宿選びのときに大事にしているポイントは共通しています。
予約サイトは、絞って使う
私が使っているのは【Booking.com】か【agoda】です。理由はシンプルで、どちらも管理しやすいから。
旅の途中って、頭の中が意外といっぱいで、うっかり日付を間違えて予約してしまうことも。
移動が多い旅ほど、複数のサイトで予約すると、
日付が重複してしまうなどミスが起きやすくなります。
1〜2泊だけの旅なら、価格比較のためにサイトを使い分けるのこともありますが、
移動が続く旅では予約をまとめられることのほうが重要でした。
それから、サイトに載っていない宿も、
現地で直接見て決めることもあります。
交渉次第で安く泊まれることもあるし、
思いがけず素敵な宿に出会うこともあります。
宿選びで私が見るポイント
アクセスの良さ
駅から近くても、目的地までの乗り換えが多い、バスが不便、タクシー必須…
そういうケースもあるので、
「その宿からどこへどうやって行くか」まで
考えて選ぶようにしています。
近所にレストランがあるか
私は朝ごはんをカフェで自由に、好きな時に食べたいので、朝食付きの宿はあまり選びません。
でも、近くにお店がなさそうなときは、
レストランが併設されている宿や
朝食付きのプランを選ぶこともあります。



選べる自由があると滞在中のストレスがぐっと減る
お湯が出るか
暑い国ならまだしも、水シャワーしかない宿で何度も風邪をひきました。
インド、ネパール、グアテマラ、エルサルバドル…。
その逆に、南インドのように暑い場所では水シャワーでも平気だったりします。
気温や体調と合わせて、
お湯の有無は要チェックです。
タオルとアメニティ
バスタオルって、地味にかさばる荷物。
できれば宿に用意されていてほしい。
洗濯するとなかなか乾かないし。
なので、アメニティ欄は必ずチェックしています。
私はドライヤーを持ち歩かないので、
宿にあると嬉しいポイントのひとつです。
Wi-Fiが使えるか
Wi-Fi付きと書いてあっても、
つながらないことがよくあります。
レビューを読めば、
接続状況の実情がわかることが多いです。



最近はeSIMがあるので、Wi-Fiはそこまで重視していません


洗濯ができるか
洗濯機があるか、
有料のランドリーサービスがあるか。
国によっては、街の洗濯屋さんにお願いするスタイルのところもあります。
宿によっては、部屋での洗濯が禁止されている場合もあります。
とくに水が貴重な地域では、ルールとして厳しく決められていることも。



下着くらいは
こっそり洗うことも…
私は、100均の洗濯ロープと洗濯バサミを持っていきます。


コミュニケーションはなんとかなる
言語対応についても一応チェックしますが、
あまり気にしていません。
日本語OKと書かれていても、実際は挨拶程度しかできない…ということもよくあります。
でも、伝えようとする姿勢がある人ばかりで、
周りに通訳してくれる人が現れたりすることもあります。
言葉が通じなくて本当に困ったという経験は、
ほとんどありません。
レビューを参考にする場合
レビューを見るときは、
とくに日本人の意見を参考にしています。
清潔さやサービスに対しての感覚が近いと感じるからです。
評価件数と点数もチェックしますが、
「口コミ20件で9.8点」より、
「1400件あって8.6点」の方が
信頼できると思っています。
総合評価だけでなく、
レビューの中身を読むことも大切。
評価件数が少ないのは、
ただ新しいだけという可能性もあるので、
見極めが必要です。
投稿が地元の人ばかりだと、
褒めている内容が多くて参考にならないこともあります(さくら)。
実際、インドを旅したとき、
宿のオーナーに「レビューを書いて」と頼まれたことがありました。



そこでは過去にカフェ利用したのみ、宿泊していない。
評価の中には、オーナーの知人や関係者が
書いたような内容が混じっていることも
あるので、油断はできません。
旅人から情報をもらう
同じ宿に泊まっている旅行者と話す機会があれば、その人が行ってきた場所や宿の話を聞いて、
情報収集しています。
紙とペン、スマホのメモ、翻訳アプリ。
完璧な英語が話せなくても、なんとかなります。
実際、教えてもらった宿やルートがきっかけで、旅の計画を大きく変更したこともあります。
私は、自由に動きたいので連泊予約はあまりせず、その日その日の感覚で、次の場所を決めていくことが多いです。
海外の安宿の実情
私の主観ですが、沖縄の離島で安宿や古民家に泊まったことがある人なら、海外の安宿もだいたい大丈夫だと思います(清潔さ的に)。
ただ、文化の違いからか
うるさい宿が多いのも事実です。
夜中までスマホの通知音が鳴っていたり、
動画を大音量で見ていたり、
物音への配慮が少ない人もいます。
大通り沿いの宿も、高確率でうるさいです。



耳栓必要だね
週末はパーティーが朝まで続くこともあります。
中南米では週末に静かに過ごしている方が変という感覚すらあったり。
それに、体感温度の違いで「寒くて眠れない」ということもありました。
そういう理由から、
私は夜はしっかり寝たいので
個室を選ぶことが多いです。
写真はインドで泊まった独房のような宿。




安さと快適さのバランス
日中は出歩くことが多いので、
宿にはあまりお金をかけたくない。
でも、睡眠の質を下げることもしたくない。
そのバランスをいつも探しています。
ドミトリーでも少しだけ個室がある場合もあり、
そちらの方がコスパが良いことも。
「ドミトリーの宿=安い」とも限らないので、
いろいろ比較して決めています。
どこまで我慢できるかは人それぞれだけど、
旅中は体力が必要なので、
私は「無理しない」をモットーにしています。

